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SUPの遊び方とボードの特徴

ボードに立って味わう浮遊感や、地上からでは見ることができない景色を気軽に楽しめるSUP。ほとんどの方が30分~1時間くらい練習すれば立ち上がって漕ぎ出すことができるので、女性やお子さんにもおすすめの水上アクティビティです。SUPはのんびり水上散歩を楽しむクリージングだけでなく、パドルを使って波乗りをするサップサーフィン、不安定なボード上で行うサップヨガ、SUPで移動しながら釣りを楽しむサップフィッシングなど、自分の趣味にあわせて楽しみ方は様々です。遊び方によって選ぶボードの形状も変わってきますので、種目ごとに違いを見てみましょう。

① クルージング

レース用などに比べ、幅があり安定性があります。高浮力で誰でもすぐに立ち上がることができるので、始めはクルージングボードやオールラウンドボードと呼ばれるものを選ぶのがおすすめです。オールラウンドボードはクルージングに限らず、フィッシングやヨガ、サーフィンも楽しめるので汎用性もあります。

ボードの長さは直進性や安定性に影響があり、短めのボードだと左右にふらついたり真っ直ぐ進みづらいことがあります。初めは効率よく漕ぐためにも、9フィート(275センチ)以上を選ぶと良いでしょう。また、バランスに影響するボードの厚みは5インチ(12.5センチ)以上を選ぶとバランスを取りやすいでしょう。

② サップサーフィン

ボードコントロールがしやすいようにボードの先端(ノーズ)が少し尖っている形状が主流です。ボードサイズも小回りが利くように短めの物が多くなっています。サップサーフィン用のボードは浮力の少ないものが多いので、初めはある程度浮力が確保できる、9フィート(275センチ)前後のボードから始めると良いでしょう。ボードの厚みも、ある程度バランスがとれるよう、4インチ~5インチのボードから始めましょう。

③ レース

水の抵抗を極力おさえるように細長く、先端(ノーズ)が尖っていて、スピードのロスを減らす構造になっています。日本国内のレースは、12.6フィート以下のクラスの大会が主流ですが、昨今は14フィートの大会も増えています。レース用のSUPの厚みは、ほとんどの物が6インチ(15センチ)になっています。

④ サップヨガ

ボードの上でバランスが取りやすいようにフラットな形状の物が多くなっています。安定感を出すためにも、長さは10フィート(305センチ)以上、厚みは5インチ(12.5センチ)以上、幅は30インチ(76センチ)以上あると良いでしょう。

⑤ サップフィッシング

両サイドにアウターチューブが付いていて、抜群の安定性と浮力が特徴です。クーラーボックスやロッドホルダーなどが付けられるようになっているものがもあります。釣り道具を積んだり、魚がヒットしてもバランスを崩さないよう、長さは11フィート(335センチ)以上、厚みは6インチ(15センチ)以上あると良いでしょう。