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安全に欠かせないライフジャケットの種類

SUPを楽しむ際に第一に考えないといけないのは「身の安全」です。SUPにおける場合のみのデータではありませんが、水難事故においてライフジャケットを着用して水難事故に遭った場合の生存率は84%、着用せずに水難事故に遭った場合の生存率は24%となっています(独立行政法人海上技術安全研究所のデータに基づく)。天候・道具・体調などのチェックはもちろんのこと、万が一に備えて必ずライフジャケットや浮遊帯を身に付けましょう。

■ ライフジャケットの種類

① 固定式のライフジャケット
リバーSUPや淡水域ではもちろんのこと、泳ぎに自身のない人は必ずこのタイプを使用しましょう。特にお子さんとSUPをする際は、泳ぎが得意であっても全ての水域でこのタイプを使用します。意識を失った状態で落水しても呼吸が確保できる浮力が必要です。

② 着衣式のライフジャケット
海での長距離クルージングなど、動きやすさが求められる場合にはこのタイプを選択する場合もあります。SUPサーフィンなど海岸線に沿って楽しむ場合や、泳ぎが得意であればこのタイプを選択しても問題ないでしょう。

③ 手動膨張式のライフジャケット(着衣式)
緊急時に紐を引っ張ることで内臓されたガスボンベのガスを噴出させて膨張、浮力を確保するタイプのライフジャケット。膨らませた後に着るタイプと、着た状態で膨らませるタイプがあり、意識がない状態では使用できません。経年によりガスの噴出機能が劣化して、いざという時に使用できないケースもありますので、最低でも毎年膨張テストを行いましょう。

④ 手動膨張式のライフジャケット(腰巻式)
主にSUPレースの時に使用され、膨らんだ時に棒状の浮遊体が飛び出し、掴まって使用するタイプのものです。③と同様に意識のない状態では使えませんが、他の要救助者に渡して使用してもらうことも可能です。

上級者の方も泳ぎが得意な方も、子どもや初心者の方のお手本になるよう、シチュエーションに応じたライフジャケットを着用してSUPを楽しみましょう!